目次
- しない選択が取れる
- 手続きは変わらない
- 慣習であって義務ではない
- 出社しないまま終える場合
- 気になる場合
- する場合は1通で足りる
- 送るタイミング
- 文面
- 長く書かない
- 個人の連絡先を載せるかどうか
- 退職の理由は書かない
- 送る範囲を決める
- 全社宛は会社の運用による
- 絞ってよい
- 返信への対応
- 一斉送信の宛先の入れ方
- 取引先への連絡は順番がある
- 会社に確認すること
- 先に伝えると困る
- 文面を出す場合
- 個人的な関係がある場合
- 立場によって場面が変わる
- パート・アルバイト
- 在宅勤務が中心
- 契約期間の満了で辞める
- 体調を崩して休んでいる
- 菓子折りやお返し
- 必要ない
- 用意する場合
- 出社しない場合
- 餞別をもらった場合
- 会社側から求められる場合
- 全体朝礼で話すよう言われた
- 送別会を開くと言われた
- 引き止めの場になる場合
- 断ったことで手続きが止まるか
- 最終出社日にやること
- 返すもの
- 私物
- 貸したものを回収する
- データの整理
- 書類の送付先
- 誰に頼めるか
- 依頼先を選ぶなら
- 迷うくらいなら送らない
最終日に何をどこまでやるべきか。挨拶回り、メール、菓子折り。ここで迷って、辞めること自体が重く感じられます。
先に書きます。挨拶を義務づける規定はありません。
そのうえで、する場合に短く済ませる形を用意しました。
決めるのは範囲だけ
しない選択が取れる
手続きは変わらない
挨拶の有無で、離職票や源泉徴収票の交付が変わることはありません。最後の給料の支払いも同じです。
慣習であって義務ではない
職場によって行われている形が違います。前の人がやっていたから同じにしなければならない、というものではありません。
出社しないまま終える場合
そもそも挨拶回りの場面がありません。メールを1通送るか、送らないかの選択になります。
出社せずに終える手順は上司と顔を合わせずに辞めるにまとめています。
気になる場合
送らなかったことで後から連絡が来ることは、まずありません。手続きの窓口は人事です。
どうしても気になるなら、退職日を過ぎてから個別に伝えることもできます。急いで最終出社日に間に合わせる必要はありません。
する場合は1通で足りる
送るタイミング
最終出社日です。退職日ではありません。有給を消化する場合、最終出社日はその前になります。
文面
件名:退職のご挨拶(営業部 ◯◯ ◯◯)
お疲れさまです。営業部の◯◯です。
このたび、◯月◯日をもって退職することとなりました。
本日が最終出社日となります。
在職中は大変お世話になりました。
至らない点も多くありましたが、皆さまに支えて
いただき、ここまで続けることができました。
後任は◯◯が務めます。引き継ぎは完了して
おりますので、ご不明な点は◯◯までご連絡ください。
末筆ながら、皆さまのご健勝をお祈り申し上げます。
長く書かない
在職中の思い出を並べる必要はありません。読む側の負担にもなります。
個人の連絡先を載せるかどうか
任意です。載せると退職後も連絡が来ます。関係を続けたい相手が限られているなら、その人に個別に伝えるほうが確実です。
退職の理由は書かない
書く場面ではありません。詳しい事情を書くと、返信で質問が来ます。
理由の扱いは退職理由はどこまで言うかにまとめています。
送る範囲を決める
| 範囲 | 判断 |
|---|---|
| 直属の上司 | 個別に伝えるのが自然 |
| 同じ部署 | 一斉送信で足りる |
| 他部署でやり取りのあった人 | 必要に応じて |
| 全社 | 会社の運用による。必須ではない |
| 取引先 | 会社に確認してから |
全社宛は会社の運用による
配信の仕組みが無い会社もあります。人事に確認してください。
大きな組織だと、退職者の挨拶を一斉配信しない方針の会社もあります。送れなかったとしても、こちらの落ち度ではありません。
絞ってよい
直接やり取りのあった相手だけに送る形で構いません。範囲を広げるほど、返信の対応が増えます。
返信への対応
返す義務はありません。返す場合も短くて構いません。
「ありがとうございます。お世話になりました」の一文で十分です。全員に個別の文面を作ろうとすると、最終出社日が挨拶の返信で終わります。
一斉送信の宛先の入れ方
宛先を BCC にすると、受け取った側にほかの宛先が見えません。社内であれば通常の宛先で構いませんが、取引先を含む場合は BCC を使ってください。
取引先への連絡は順番がある
社内と違い、ここは自分の判断で動かないでください。
会社に確認すること
- 誰に伝えるか
- いつ伝えるか
- 後任は誰か
- 自分から連絡するか、会社からか
先に伝えると困る
後任が決まっていない段階で退職を伝えると、取引先からの問い合わせに会社が答えられません。
文面を出す場合
後任の名前と連絡先を必ず入れてください。それが無いと、退職後も自分に連絡が来ます。
個人的な関係がある場合
会社としての連絡とは別に、個人で伝えたい相手がいることがあります。会社の連絡が済んでからにしてください。
立場によって場面が変わる
パート・アルバイト
シフト制だと最終出社日に全員が揃いません。会えなかった人にまで挨拶を残す必要はありません。
店長に一言伝えるところまでで足ります。
在宅勤務が中心
挨拶回りの場面が元からありません。チャットで1通送るか、送らないかの選択になります。
契約期間の満了で辞める
更新しない形なので、退職を伝える面談自体が無いことがあります。挨拶も同じで、必須ではありません。
体調を崩して休んでいる
最終出社日を迎えないまま退職日が来ることがあります。この場合、挨拶の場面は生じません。
無理に出社して挨拶する必要はありません。
菓子折りやお返し
必要ない
慣習として行われている職場もありますが、義務ではありません。
用意する場合
金額を気にする必要はありません。人数分に足りるかどうかだけ見てください。
出社しない場合
渡す場面がありません。郵送する必要もありません。
貸与品を送る箱に一緒に入れる、といったこともしなくて構いません。返却の連絡と贈り物が混ざると、受け取る側も扱いに困ります。
餞別をもらった場合
お返しを求める決まりはありません。気になるなら、後日メールで礼を伝えるところまでで足ります。
会社側から求められる場合
全体朝礼で話すよう言われた
断って構いません。人前で話すことを義務づける規定はありません。「メールでご挨拶させていただきます」で足ります。
送別会を開くと言われた
参加は任意です。就業時間外の集まりに出る義務はありません。断る理由を説明する必要もありません。
引き止めの場になる場合
送別会や面談の場で、あらためて残るよう求められることがあります。日付は動かない旨を伝えれば足ります。
扱いは引き止められて辞められないにまとめています。
断ったことで手続きが止まるか
止まりません。書類の交付も給料の支払いも、参加の有無とは関係なく進みます。
最終出社日にやること
挨拶よりも、こちらのほうが漏れやすい部分です。
返すもの
社員証、制服、鍵、パソコン、名刺、健康保険証。持参できない分は郵送になります。
一覧は制服・貸与品を会社に行かずに返すにまとめています。
私物
ロッカーと机の中身を確認してください。残したまま辞めると、後で会社とやり取りが発生します。
貸したものを回収する
同僚に貸した本や備品があれば、最終出社日までに戻してもらってください。退職後に取りに行くことになると、そのために出向く用事が増えます。
データの整理
業務用の端末から私物のデータを取り出し、会社のアカウントで個人のログインをしていないか確認します。
書類の送付先
退職後に届く書類の宛先を、最終出社日のうちに人事へ渡しておいてください。引っ越しの予定があるなら新しい住所を書きます。
全体の順番は退職までにやることの一覧にまとめています。
誰に頼めるか
| 依頼先 | 退職の意思を会社に伝える | 有給・退職日・未払い賃金の話し合い | 損害賠償の請求や訴訟への対応 |
|---|---|---|---|
| 弁護士 | 対応できる | 対応できる | 対応できる |
| 労働組合 | 対応できる | 団体交渉として対応できる | 対応範囲外 |
| 民間企業 | 対応できる | 対応範囲外 | 対応範囲外 |
労働組合の代表者や委任を受けた者は、労働組合法第6条により使用者と交渉する権限を有するとされています。いっぽう弁護士でない者が報酬を得る目的で法律事務を業として取り扱うことは弁護士法第72条で禁じられており、民間企業が会社と交渉した場合はこの規定に触れる可能性が指摘されています。自分の事情がどれにあたるかの判断は弁護士の領分です。条文:労働組合法/弁護士法(e-Gov法令検索・2026年8月確認)
挨拶をせずに終える場合も、辞めること自体は伝えるところまでで進みます。
有給を断られている、未払いがある。ここからは扱える相手が変わります。
判断がつかない場合は総合労働相談コーナーで無料の相談ができます。
依頼先を選ぶなら
依頼して辞める場合、最終出社日そのものが無くなることがあります。挨拶の場面も同時に無くなります。
主要なサービスの料金を並べた比較はどこに頼むかにまとめています。
迷うくらいなら送らない
しないことで手続きが止まることはありません。送る場合も、上の文面をそのまま使えば1通で終わります。
社外への連絡だけは、会社に確認してから動いてください。
よくある質問
挨拶をしないと非常識ですか。
義務づける規定はありません。することもしないことも選べます。しなかったことで書類の交付や給料の支払いが変わることもありません。
全社に送るべきですか。
範囲は自分で決められます。直接やり取りのあった相手だけに絞って構いません。全社宛の配信は会社の運用によっては行われないこともあります。
菓子折りは必要ですか。
必要ありません。慣習として行われている職場もありますが、義務ではありません。出社せずに終える場合は、そもそも渡す場面がありません。
取引先に連絡すべきですか。
自分の判断で送らないでください。後任が決まっていない段階で伝えると、会社側の対応が追いつきません。誰にいつ伝えるかを会社に確認してください。
出社せずに辞める場合はどうしますか。
メールを1通送るところまでで足ります。それも送らない選択が取れます。退職の手続き自体は挨拶の有無と関係なく進みます。
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